油について

鍋 油

 天ぷらを食べた後に胃がもたれたり、胸やけがおこることはありませんか。それが原因で、天ぷらを敬遠される方も多いと思います。胃もたれ・胸やけの原因は油にあります。

油は高温で加熱されることにより酸化がおこり劣化してしまいます。酸化した油であげた天ぷらを食べると胃もたれなどがおこるのです。

当店では竹本油脂の「太白胡麻油」を使用しています。胡麻油は、他の食用油に比べるとこの酸化が起こりにくいのです。また、胡麻油にはリノール酸、リノレン酸の含量が多いので揚げると軽く、さっくりとなりやすいのです。

この「太白胡麻油」はほぼ透明で無香です。胡麻油というと香の強い、色の濃い(茶色い)油を想像すると思います。普通の胡麻油は原料の胡麻を焙煎し、圧搾し油を取ります。一方、「太白胡麻油」は、原料の胡麻を生のまま搾るのです。だから、ほぼ透明な油ができるのです。

先程、無香と書きましたが、香ばしさはありませんが、ほのかな胡麻本来の旨味が感じられます。
そのため、素材の持ち味を、邪魔することなく充分に引き出してくれるのです。
天ぷら以外でもサラダ油としてご使用いただける油です。

2004.05